
カンボジアに今度行く予定なんだけど、水道水は飲めるのかな?みんなどうしているんだろう?

都市部ならみんなミネラルウォーター飲んでるよ。農村部は雨水か井戸水が中心だよ。今回は、カンボジアの水事情を説明するね。
水道水は飲めるの?~カンボジアの水事情
原則として、カンボジアでは水道水は飲めません。
ただ例外的に、プノンペン市内の水道水は飲んでも大丈夫だと言われています。(とは言っても現地の人も普通は飲まないので、「そうなんだ」くらいで思ってもらえれば。)
プノンペンの水道は北九州市の上下水道局によって支援されたもので、浄水設備が整っているのです。
では、都市部と農村の水事情について見ていきましょう。
都市部
都市部では、基本的にミネラルウォーターを飲みます。
不思議なことですが、カンボジアの水道水は軟水なことが多いのに、なぜか流通しているミネラルウォーターは硬水が多め。(日本でも流通しているものだと、エビアンがゴリゴリの硬水ですね)
飲んでみた中だと、この「いろはす」に似ている「Dasani」が軟水だと思われます。
あとよく流通しているものだと青いペットボトルの「Vital」が割と軟水よりなのかなと思います。
硬水に飲み慣れていないとお腹を壊すこともあるので、普段硬水飲まない人は軟水のミネラルウォーターにしておきましょう。
なお、日本のように、ウォーターサーバーを使用している家庭はごく限られています。
一方で、学校や病院といった大人数が使用する施設ではよく見かけます。
農村部
農村に住んでいる人々は、写真にあるような雨水を溜める池を敷地内に置いていて、その溜まった雨水を煮沸して飲み水に使うことが多いです。
生活用水も雨水が豊富にあるときは、この水か、ため池(雨水をためておく池)の水を使います。

雨水を飲むなんて~!

ところがね、カンボジアの雨水は「飲み水に使用できる」とWHОの報告書にも書いてあったんだ。
また、雑菌のほとんどは20分ほど煮沸すれば死滅すると言われているんだよ。

そうなんだ!しばらく沸騰させれば雨水も安全に飲めるんだね!
※普段飲みなれていない日本人が飲むと盛大にお腹を下す可能性があります。
安全でも、飲まないほうが賢明です。
また、多くのカンボジアの農村では、井戸水を国際支援団体などから支援してもらっていることが多いのですが、その水は生活用水として利用しているところがほとんどです。
なぜかと言うと、カンボジアの土壌は鉄分を豊富に含んでいるため、飲んだときに鉄の味がしたり、赤く濁ったりしてしまっているからです。
まとめ
・都市部では、基本ミネラルウォーターをみんな飲んでいる。
・農村では、雨水中心の生活を送っている。